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これはおっちゃんが作ったTRYキャスター。 上の写真はその一部ですがこれを作ったきっかけや、TRYキャスターが出来たとき、みんなが便利だと言って喜んでくれると思ってお店に営業に行った話など、喜んでくれる人がいると思うと益々ものづくりは楽しくなります。そんなお話を紹介します。 1997年夏。 専務の提案で夏にジェトスキーを買って、社員みんなでジェツトスキーに行こう！が、キャスターを作るキッカケですわ。 積み下ろしが大変や・・・ ジェトスキーを買って運搬は、トラックと決めてました。しかし、行きはみんな力が有り余るほどのパワーで、積み降ろしが楽に出来ましたが帰りはさすがに、みんな遊び疲れて積み下ろしに苦労したのです。そこで、「アッ　キャスターを付ければもっと楽にできるやん」と思いホームセンターへ行き、キャスターを探しましたがイマイチしっくりくる品物が無かったにです。なぜ、ダメかと言いますとまず駒を支えている部分がすべて金属で、高さが高い物しか無かったのです。実際やっておられる方はお分かりと思いますが、ジェットスキーを乗せる時はどうしてもしゃくってしまうので、舟艇に傷が付くし左右のヒネリにキャスターが負けてしまうのです。 まずはTRYキャスターをトラックにセッティング ものづくりの原点。世の中に無いのなら作ってしまえ！ 当然、当社は金型製作と成形が出来るので何にも問題はありません。 ただ、金型費と成形費は自腹ですが・・・ 初めての自社商品や！ 初めての自社商品。オールプラスチック製のキャスターが出来た。色も今までキャスターでは見た事も無い蛍光色のイエロー・ピンク・グリーン3色を作りました。 TRYキャスターの上にジェットスキーを滑らせて・・・ 積込み完了！ もしかしたら売れるかも！？ 専務みずから、キャスターの営業マンとして、まずは、梅田ロフトへ行く担当者と商談開始、見た瞬間「これはおもちゃですね」わたしのフロア−では、扱えませんと言われ直に撤収。当時は、私自身営業なんてした事が無かったのでどう対処して良いのか分からなかったのが本音です。 再度TRY！ 次は、江坂の東急ハンズや。日を改め、東急ハンズに売り込みに行くにあたり、まずはＴＥＬにてＰＲをしました。たまたま、電話の応対をして頂いた方の応対があまりにもストレートで「電話でごちゃごちゃ説明するより持ってきて説明しろ」と言われました。前回のロフトでの出来事で行く事が少々オクビョウになっていたかも知れません。 東急ハンズに着き直に担当者の元へ、ドキドキしながら説明開始。今思うと何を説明したか覚えていませんが、自分なりに精一杯やったと思います。まずは、サンプルを渡しフロア−会議して頂けることになりました。数日後、注文の依頼が来ました。ヤッター！数は何個かな？在庫足りるかなと思い発注数はなんと各色10個とのことでした。エーでも初めて浅井金型の商品が売れたのは間違いないので、この時の気持ちは格別なものでした。その後の注文はありませんでした。 その後・・・ TRYキャスターは、社内在庫として保管しております。 欲しい方がおられましたら、送料別で格安でお分けします。

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